木魚歳時記第4642話

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  また平氏の滅亡に当たっては維盛の子六代の斬られるのを憐み、頼朝に請うて、その一命を永らえさせた。彼の目には至尊も賤民も源氏も平家も区別なく、ただ弱い者衰えた者を見捨てて置けなかったものとみえる。法然の心を地の底に沈殿する石炭のたぐいとするならば文覚は地上に湧出する溶岩でもあろうか。対比して矯味深い両極端の二人である。(佐藤春夫『極楽から来た』)1281 

        綿虫につきまとはれて狐坂

 「ボクの細道]好きな俳句(2379) 田中裕明さん。「寒き夜や父母若く貧しかりし」(裕明) 「貧しかりし」とは、もちろん謙遜されてのことでありましょうが、作者の活動された時期は戦後(2次)ベビーブームではなかった? 苦難の時代(汗)。

私たちの行いは
大河の一滴にすぎない。
でも、何もしなければ、
その 一滴も生まれな
(マザーテレサ)