木魚歳時記第4613話

f:id:mokugyo-sin:20211121074959j:plain

 その関東勢を見ようと京童たちが群集する。これらの人々の前に現れた法然は、京の民衆への最初の公開的な獅子吼(ししく)と思われるものを試みた、彼は先ず、(佐藤春夫『極楽から来た』)1253

             秋灯し役に立たない老眼鏡 

 「ボクの細道]好きな俳句(2351) 摂津幸彦さん。「美しき学校あらば草朧」(幸彦) 草原のおぼろの中に美しい学校(女学校か)の校舎が佇んでいる。「皇国」シリ-ズから、一転、メルヘン調の作品となります。しかし、幸彦さんの「感性」には相変わらず惹かれます。

性の違うものが二人居るということは、
意味の多いことだ。
(田山花袋「妻」)