木魚歳時記第4537話  

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 わが子ほどのいたいけさながら、名を問えば、問う者先ず名乗れちいい、名を告げれば早く首を打て、持って帰らば見知る者もあらんずと、若さにも似ず落ちつきはらって品格高く天晴の大将ぶりである。熊谷はすっかり感服してこれを助けたい思ったが、後につづく味方の手前是非なく涙をのんで討ち取ったというのも、義経に陣地を両断され、退路を断たれた混乱戦から生じた戦況であった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1178

        足跡の消えなば消えね秋に入る

 「ボクの細道]好きな俳句(2276) 川崎展宏さん。「点滴の滴々新年おめでたう」(展宏)展宏さんは、俳諧味がお好きなようです。さて、ボクはこの度、80日余り入院をしました。大勢の方々のお世話になりました。ありがとうございました。これからはリハビリの毎日です。かんばります(笑)。

心をひらく 
(石川 洋)