木魚歳時記第4538話  

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 薩摩守忠度の死も全く同じケースで、百騎余りに囲まれて落ちていた彼が武蔵の六弥太に追いかけられて、二人馬を並べて組めば、忠度の百騎はすべての国々の借り武者とて一騎も顧みる者なく我先にと落ちて行く。無常無残の者どもばかり、忠度が取り押さえて首をかかんとするところを、六弥太の童が飛んで入り、忠度の右腕を肩から打ち落とした。(佐藤春夫『極楽から来た』)1179

         きつちりと野菊のごとき君なりき

 「ボクの細道]好きな俳句(2277) 川崎展宏宏。「炎天へ打つて出るべく茶漬飯」(展宏) さて、『野菊の墓』(伊藤左千夫)は、政夫・民子の純愛小説です。ところで、この純愛は「誰にでも生まれる」と、ボクは信じています。ならば、このボク(要介護2)が信じる民子とは? むむむ。誰のことやねん(笑)。

さがしてまで
心配したくなる
(石川 洋)