古京は荒れてと長明は記した。実際、古京の夏草は茂るがままに日一日と廃都の姿が目に立ち、今は秋風落莫たるなかに、昔ながらのものは月かげばかりのの廃都になると思われるにつけても、都民ばかりか都との交渉の多い諸山でも遷都反対のきざしは動いていた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1084
どんよりと涙出さうな冬の空
「ボクの細道]好きな俳句(2176) 桂 信子さん。「どことなく傷みはじめし春の家」(信子) わかります。まわりが萌えだすころになると、あちらこちら、わが家の傷みが目につくようです。
『念仏一会』(ナムアミダブの繰り返し)
「智者のふるまいをせずして
ただ一向に念仏すべし」(法然上人)