古京は荒れてと長明は記した。実際、古京の夏草は茂るがままに日一日と廃都の姿が目に立ち、今は秋風落莫たるなかに、昔ながらのものは月かげばかりのの廃都になると思われるにつけても、都民ばかりか都との交渉の多い諸山でも遷都反対のきざしは動いていた…
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