木魚歳時記第4434話  

f:id:mokugyo-sin:20210308072032j:plain

 当年二十八歳の鴨長明は、たまたま用があって「古京は荒れて、新都いまだ成らぬ」ころの福原に行って、山が近く海が迫って条里を割るには足らぬ狭い新都の地勢や新都となったため地を失った者の愁(うれ)い、また新都に家を建てる者の嘆き「ありとしある人皆浮雲の思いをあす」様と、文官も車を捨てて馬に乗り。衣冠布獲衣の代わりに直垂(ひたたれ)を着て、すべて田舎武者風俗の新都などを見た。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1083

      じんわりと茶山の里の冴返る   

「ボクの細道]好きな俳句(2175) 桂 信子さん。「賀状うづたかしかのひとよりは来ず」(信子) 年賀状を書くのはわずらわしい(汗)。けれども、賀状を止めるのにも抵抗があります。そこそこの齢ともなれば、送る相手の事情も・・

日常の勤行(おつとめ)8  摂益文」(しょうやくもん)です。極楽浄土の蓮台(はちすのうてな)より発するアミダ仏の救いの御光(みひかり)は、十方世界(この世のすべて)照らして、アミダ仏国に往生したいと願う者を摂取して棄(すて)たまわず。この意味をかみしめながら拝読いたしましょう。