木魚歳時記第4295話

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 「ふむ、よく考えてすみやかに明法博士を召し証拠を固めて明雲の罪状を考えさせてみるとしよう。何者にいたせ、さなくともこう恐ろしい夜に民の眠りをおびやかすことは憎いことである」
(佐藤春夫『極楽から来た』)949

       弦月の坊主めくりや真如堂 

 「ボクの細道]好きな俳句(2035) 池田澄子さん。「人類の旬の土偶のおっぱいよ」(澄子) この作品はすでに掲載した? そうです、このところ、ボクはこうしたボン・ミスをたえずやらかします。記憶力が減退したにもかかわらず、調べる手間をはぶくからです(汗)。「坊主めくり」は出来ますは(笑)。

  せかいとて、べ(つ)にあるじゃない。

    わしのこころを、せかいとおもをす。
  あさまし、さあまし、あさまし、
  あさましや。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)