木魚歳時記第4092話

f:id:mokugyo-sin:20200115064145j:plain

 「それでわたくしがお師匠さまに代って戒師というわけですか」と法然房は愕然(がくぜん)として、「お師匠さま、それは困ります。わたくしには勤まりませぬ」
「そなた戒を受けた時の順序や方式はまだおぼえて居ろう。わけのないこと。それをそなたがやればよいのさ」
(佐藤春夫『極楽から来た』)759

       冬の蚊は叩かぬやうに教えられ 

 「ボクの細道]好きな俳句(1838) 稲畑汀子さん。「転びたることにはじまる雪の道」(汀子) ふむふむ。こんなことはありました。状況は違いますが・・ボクも(高齢になってから)雨後の植物園で思い切り転倒しました。メガネもなにもかも、すっ飛びました。顔面、血だらけになりました。無事でした。仏さまご加護のお陰です。

  わたしや、こどもで、
  をやのこと、しらの(ぬ)。
  ぶつになること、しらせてもらい、
  ごをんうれしや、なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)