木魚歳時記第4004話

f:id:mokugyo-sin:20191020173842j:plain

 忠盛はまず宮廷の文化を身につけて一族が貴族と交際の緒口(いとぐち)とする一方、大陸との密貿易による富の蓄積によって朝廷および廷臣たちに巧みに取り入り、白河院の寵をほしいままにしていた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)677
      
        秋風や向う三軒両隣

 「ボクの細道]好きな俳句(1751) あざ蓉子さん。「寒天を震るわせている大太鼓」(蓉子) 冬の祭りでしょう。大太鼓を打つたびに冬空が音立て裂けるようです。いやそうではない。ぶるぶる震えるのは、テングサから作る「寒天」のことでしょうか? ボクは後者と読みました。

 猿(さる)11  縞馬(しまうま)、これはほかのすべての縞馬のすかし絵の標本だ。寝台の足もとにべったりと降りた豹(ひょう)。私たちを楽しませ、自分は一向に楽しまない熊。自分でも欠伸(あくび)をし、人にも欠伸をさせるライオン。