彼は自家の家人を海賊に仕立てて、これを討伐降伏させて、官位を進めるようなキワドイことも敢えてするような人物であったらしい。
一族のために六波羅を占めて置いたのも、また刑部卿忠盛の仕事であった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)678
鬱の日のちちんぷいぷい煙茸 煙茸(けむりだけ)
「ボクの細道]好きな俳句(1752) 秋元不死男さん。「へろへろとワンタンすするクリスマス」(不死男) 作者の代表句です。「へろへろ」(オノマトペ)の使い方に尽きます。クリスマスの季語に対して、ワンタンの取り合わせを発想する作者の柔軟な発想に敬意を表します。
鹿1 私がその小径(こみち)から林の中へ足を踏み入れた時、ちょうどその小径の向こう口から、彼がやって来た。(ルナール『博物誌』より)