「仰せとあらば是非もございませぬ。では申し上げあますが、君のまだみ位に居られた某の年、某の月、なにがしかの朝臣をお使いにお迎えいただいたのをお忘れ遊ばされましたか、よもやそとは仰せられますまい」
どっとあがる笑声に法皇はいそぎ退席あらせた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)667
三代にわたるまねきや初芝居
「ボクの細道]好きな俳句(1741) あざ蓉子さん「夕焼は全裸となりし鉄路かな」(蓉子) 俳人のあざ蓉子さんの作品は好きです。蓉子さんの作品はフツーには読み解けないところもあります。変な読み方があればご容赦ください。「裸」ですが、夕焼けにあざやかに光る「鉄路」無残にも全裸にさらされます。
猿(さる)1 猿を見に行ってやりたまえ。(しょうのない腕白どもだ。ズボンの股をすっかりやぶいてしまっている)。