木魚歳時記 第3953話

f:id:mokugyo-sin:20191014172409j:plain

 彼女の行動は明治の新しい女、昭和のアプレゲールとやらに似ているが、実は当年のふるい女の典型で当時の人々がまだその栄を忘れない王朝のなごりをとどめている好色に人々を魅惑するものが多かったらしい。
(佐藤春夫『極楽から来た』)628

       小楢林どこかに桐の花なども
 
 「ボクの細道]好きな俳句(1702) 松尾芭蕉さん。「田一枚植て立去る柳かな」(芭蕉)さて、大問題の作品です。「田一枚植えたのは、誰か?」ボクは、農家の人たち・・と思います。それを柳の木が終日、眺めていた・・
      
      田の傍に 溝を掘ろう
      大きな街道に沿って
      溝の中に 蓮華の花咲けば
      その香りは 清らかで 快い(ブッダ)

 蟇(がま)3  雨が降って這い出した時には、ちゃんと私を迎えにやって来る。二、三度、大儀そうにとんで、太股(もも)を地につけて止まり、赤い眼を私に向ける。