木魚歳時記 第3349話
稲岡の奴らがいつもいっていることをあのあまっちょろめ、つい口をすべらしたに違いない。おい、みんな我慢できるかよ、これが、稲岡では水をひとり占めして我々を干ぼしにしておいて気の毒ともすまないとも思わないで、こんなことをぬかすのが許せるかというのだ」
(佐藤春夫『極楽から来た』)55
尊像は泣不動とや紅の花
「ボクの細道]好きな俳句(1101) 坪内稔典さん。「せりなずなごぎょうはこべら母縮む」(稔典) 面白くてことばがありません。七草の季重なりなど問題ではありません。「母縮む」が愉快です。(昔のことですが)ボクの母も親父(師僧)に縮んでいました(そう思います)。ボクの相棒も、ボクの前では電話をしません(お友達に)。相棒も(ボクに)縮んでいるのでしょうか?(汗)