木魚歳時記 第3348話
「だがあの阿魔のいいぶんはこうだ。弓削へなんかへは行かないのはまだ我慢するが、そのあとが何とこうだ。聞けよ。弓削へなんか行けば干(ひ)ぼしになる、だとさ。これがおれには我慢ならない。村全体を侮辱したいい草だ。
(佐藤春夫『極楽から来た』)54
紅の蛇ぶらさげて行乞僧 行乞(ぎょうこつ)
「ボクの細道]好きな俳句(1100) 坪内稔典さん。「老人はすぐ死ぬほっかり爆ぜる栗」(稔典) 爆ぜる栗とは? 街で見かける、がらがらざらざらと鉄板で炒(い)る焼き栗のことではないでしょう。では、昔、焚火と炭火の中で一粒づづ焼いた栗のことでしょうか? それにしても、ボクも、このように、ぽっくり往生したいなあ・・