木魚歳時記 第3350話

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 若者の言葉は村人の日ごろの鬱憤(うっぷん)の噴出だから同感の声が多かった。興奮した一座は最後に稲岡の北の庄(と彼らは漆の居館をそう呼びならわしていた)へ夜討ちをかけようといい出した若者があった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)56

      戒名は独尊居士や罌栗坊主

 「ボクの細道]好きな俳句(1102) 坪内稔典さん。「ほとけのざすずなすずしろ父ちびる」(稔典) 尊敬する女流俳人の作品に「相棒がゑのころぐさで突いてくる」があります。狗尾草(えのころぐさ)とは猫じゃらしのことです。この作品と出会ったときは「ちびり」かけました。なぜかって? それは、ひ・み・つ、です。ボクも81歳となって、狗尾草はもちろんすべてがゆるゆるです(汗)。ですから用足しも早めにすませます(汗)。