木魚歳時記 第3175話

f:id:mokugyo-sin:20170902065326j:plain

 「今日のことば」
    (兎は)これも仕方は
    ございませぬ。
    なまねこ、なまねこ。
    おぼしめしの
    とほりにいたします。
    むにゃむにゃ。
     (宮沢賢治「顔を洗はない狸」)16

 「ボクの細道」好きな俳句(924) 岡本 眸さん。「秋晴の踏切濡らし花屋過ぐ」(眸) 荷車に花を積んで売り歩く「花屋」の姿は見かけません。それと、チンコンと警報機の鳴る(平面交差)の踏切は少なくなりました。昔は、踏切は枕木が敷いてあり凸凹がありました。ですから花屋が通った後は、荷車からこぼれた水で濡れました。どこにでも見かけた懐かしい原風景です。      

        秋風をのせて回転木馬かな