(サビア) 師(ブッダ)は答えた「サビアよ。あらゆることがらを熟知して、あらゆることがらについて、疑惑のない者、解脱(げだつ)した者、煩悩(ぼんのう)に悩まされない者、これらを(学識のある人)と呼ぶ。」(スッタニパータ)
[ボクの細道]好きな俳句(167) 川崎展宏さん。「鶏頭に鶏頭ごつと触れゐたる」(展宏) 誰が名づけたのかは知りませんが、ケイトウに鶏頭の字を充てたのはよくしたものです。なるほど、ケイトウは、見れば見るほどに色合いも形状も鶏(にわとり)のトサカに似ています。分厚く込み入った鶏頭(トサカ)の重なりを「ごつと触れる」と云い止めたのは、まこと適切な表現と感心をいたします。修飾語の多用は要注意ですが、このようにぴしゃりと決まると爽快です。
愛妻を裏返したり単帯
単帯(ひとえおび)