（サビア） サビアがいった「何を得た人を（学識ある人）と呼ぶのですか？ 何によって（すぐれた人）のなるのですか？ またいかにして（行いのそなわった人）となるのですか？ （遍歴の行者）とはそもそも何ですか？ わたくしに説明してください。」（スッタニパータ）
［ボクの細道］好きな俳句（166） 石田波郷さん。「綿虫やそこは屍の出てゆく門」（波郷） 波郷の場合、この作品には、二次大戦と結核による臨死体験が影を落としているといわれています。綿虫（冬季）の乱舞するその門とは、いずれわたしの屍（かばね）が出て行く門であろうとの感慨が込められているのでしょう。この作品を見て、おもわず、子規が病床で詠んだとされる「糸瓜咲いて痰のつまりし仏かな」の一句を思い出しました。
女子寮に門限ありてももすもも
