木魚歳時記 第2386話

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 (サビア) 師(ブッダ)が答えた「サビヤよ。天の田・人の田・梵天(ぼんてん)の田という。一切の田を弁別して、一切の田の根本の束縛から解脱(げだつ)した人、このような人がならにその故に(田の勝者)と呼ばれるのである。」(スッタニパータ) 注記:「田の勝者」とは世間の勝者。

 [ボクの細道]好きな俳句(157) 小笠原和夫さん。「水ばかり飲みたる猫の孕みけり」(和夫) 猫の見せる仕草は、人間でいえばナルシシズムの傾向にある人のしぐさのよう。そこが魅力的であると愛猫家はおっしゃるかも? それはともかく、飼い猫が水をやたらに飲むと思っていたらどうも孕んだのではなかろうか? ところで猫が孕んだかどうか、よほどの時期にならないとわからない。しかし、孕んだと断定するところが面白いのです。

          まわり道たどる白夜の雲母坂  

                         雲母坂(きららざか)