木魚歳時記 第2155話

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 (バラモンにふさわしいこと)「バラモンたちは、手足が優美で、身体が大きく、容姿端麗で名声があり、自分の努めに従って為すべきことを為し、為してはならぬことは為さないということに熱心に努力した。かれらが世の中にいた間は、この世の人々は栄えて幸福であった。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道] 松ヶ崎大黒天(5) 妙円寺(松ヶ崎大国天)の裏山一帯に、京都五山の送り火の一つに数えられる「妙法」の「法」の火床があります。もちろん「妙法」とは南無妙法蓮華経(ナムミョウホウレンゲキョウ)、すなわち<御題目(おだいもく)>に由来する大文字送り火の一つです。ところで<御題目>といえば、太鼓に合わせ「ナム・ミョウ・ホウレンケィキョウ」と、独特の抑揚とリズム感をつけてお唱えすることで有名です。この「妙法」の送り火は、妙円寺を中心とする熱烈な日蓮宗信者の奉仕で支えられて来たのでしょう。

        山端を住処とさだめ夜寒かな

                        山端(やまばな)