木魚歳時記 第2154話

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 (バラモンにふさわしいこと)「(牛から生じた薬)は食料となり、気力を与え、皮膚に光沢(つや)を与え、また楽しませてくれる。(牛に)このような利益のあることを知って、かれらは決して牛を殺さなかった。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道] 松ヶ崎大黒天(4) 室町期以降、日蓮宗と大国天信仰の結びつきが強まります。例えば、左京区松ヶ崎にある日蓮宗妙円寺は俗称「松ヶ崎大黒天」と称されるように京都の大黒さまをお祀りする寺として知られています。付近のバス停の表示にも「松ヶ崎大黒町」とあります。この寺は、元和二年(1616)本涌寺の本覚院日英上人の隠居寺として開創されたそうです。ところで、昔、この界隈は<松ヶ崎村>と呼ばれ日蓮宗篤信者が多く居住されたようです。

        叡山を浮かせて釣瓶落しかな