木魚歳時記 第2151話

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 (バラモンにふさわしいこと)「この世における聡明な性(たち)の人々は、かれらの行いをならいつつ、不淫と戒律と耐え忍びとをほめたたえた。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道] 松ヶ崎大黒天(1) 古代インドのヒンドゥー教やバラモン教の聖典に天地創造の最高神としてシヴァ神が登場いたします。このシヴァ神(イーシヴァラ)は、また「自在天」(じざいてん)と漢訳され仏典の中にも登場いたします。さて、大黒天はこの自在天の化身(形を変えて別の働きをする)であるともされます。すなわち、大国天は、サンスクリット原語でマハーカーラと表記されるように、青黒色をした巨大な憤怒神であり「大いなる戦闘の神さま」でありました。やがて、大黒天(マハーカーラ)は、仏教に取り入れられ仏教の守護神となります。

         川沿ひの終の栖やそぞろ寒

                          栖(すみか)