(勝利の教え)「また、身体が死んで臥(ふ)すときには、膨(ふく)れて、青黒くなり、墓場に棄(す)てられて、親族もこれを顧(かえり)みない。(スッタニパータ)
当時は林の中に死体を捨て去るという葬法が一般的で、墓場、スツーパ(塔)、弔いの儀式・習慣はいまだ無かったことがわかります。 さて、ゴータマ・ブッダの教え、すなわち、仏教は、バラモン教(広義のヒンドウー教)の教えを取り込むことはありませんでした。また、その儀式・習慣などを取り入れることをいたしませんでした。このことが、後代、インドにおける仏教の衰退にかかわります。
短夜のいと艶めけり鳳と凰
鳳凰(ほうおう)