木魚歳時記 第1834話

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 楊貴妃観音堂(ようきひかんのんどう)

 楊貴妃観音堂は、真言宗泉涌寺派の大本山・泉涌寺(せんにゅうじ)の山内にあります。寺歴は、斎衡三年(569)、神修上人が創建した法輪寺(後に仙遊寺と改称)にまでさかのぼるようです。その後、幾多の変遷(へんせん)をたどり、寛文九年(1669)、後水尾上皇の院旨(いんし)により、ほぼ現在の伽藍(がらん)構成が出来上がったといわれています。山内の観音堂に安置される「楊柳観音像」(ようりゅうかんのんぞう)は、唐の玄宗皇帝が楊貴妃(ようきひ)の冥福を祈り、妃をかたどってつくらせたと伝えられ、それがわが国に伝わったといわれています。偉人祈願、縁結び、安産・育児などのが利益があるとされています。(東山区・泉涌寺山内)

  雪ですか雪でないです月光です