木魚歳時記 第1833話

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 吉田神社(よしだじんじゃ)

 吉田神社は、貞観年間(859~77)に中納言(ちゅうなごん)藤原山蔭が自宅に奈良の春日神(かすがしん)を勧請(かんじょう)し、氏神として祀ったのに始まると伝えられます。以来、藤原氏の京都における氏神であると同時に、朝廷の崇敬をも受けて来ました。現社殿は慶長六年(1601)に再建されたもので国の重要文化財に指定されています。吉田神社の斎場所「大元宮」に参詣すれと、全国六十余所の神社に詣でたとおなじご利益・効験があるといわれています。因みに、二月二日~四日の節分会に行われる<鬼やらい>は、廬山寺(ろざんじ)・壬生寺(みぶてら)と並び、京都の三大<鬼やらい>として有名です。(左京区・吉田神楽岡町)

    熟し柿そばに鴉のかんざゑ門