木魚歳時記 第1815話

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 わら天神

 わら天神(てんじん)の正式名は敷地神社といいます。安産・子宝を授かる神社として信仰されて来ました。天長五年(828)、淳和天皇がこの神社に勅使(ちょくし)を遣わし止雨(あめやみ)を祈願されたと伝わっています。かっては「北山の神」と呼ばれ北山天神の丘にあったそうですが、足利義満(あしかがよしみつ)が「北山殿」(きたやまでん)を造営した折に現在地に移されたそうです。この神社で授かる藁(わら)の御符(おまもり)に節(ふし)があれば男の子が、そうでなければ女の子が授かると言い伝えられています。例祭は四月の第一日曜日に行われます。(北区・衣笠天神森町)

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