木魚歳時記 第1681話

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  雪よりも白き骨これおばあさん  成田千空

 そこで総合誌『俳句』で見つけた好きな作品(脳天に響くような)とか、納得する俳論とか、魅力的な語彙(ごい)などに出会うと、それを書き記す作業を始めました。この二年間はそうした作業の繰り返しでありました。ぼくはこの作業を通していろんなことを学びました。ところで、ぼくがいつも云う「借り物」俳句とは、こうした作業に触発されて生まれた俳句のことです。

    変ねェと妻いふ夫の夏帽子