雨降りお月さん
雨降りお月さん 雲の中 お嫁にゆくときゃ 誰とゆく ひとりで傘(からかさ) さしてゆく 傘ないときゃ誰とゆく シャラ シャラ シャン シャン 鈴つけた お馬にゆられて 濡れてゆく
野口雨情作詞。大正14年、童謡絵本「コドモノクニ」に作曲者中山晋平の名コンビで、曲譜つきで発表されたようです。優れた童謡詩人としての野口雨情の豊な詩情のただよう名品となっています。さて「俳句が先で体験が後、言葉の後に体験がやってくるスリルは、俳句を作る喜びの中で最も深いものである」。こんな言葉と出会いました。