木魚歳時記 第1342話

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下駄かくし

 下駄かくし チュウネンボ はしりの下の ねずみが ぞうりをくわえて チュッチュクチュ  チュッチュクまんじゅは だれが食た だれも食わへん わしが食た

 チュウネンボとは鼠のことです。また<はしり>」とは、台所にあった<流し>のことです。京都の家は<うなぎの寝床>と呼ばれ、間口が狭くて奥行きがありました。そのあちらこちらに自分の下駄を隠して、この歌をはやしながら、探し役の子がみんなの下駄を探し出すのがこの遊びです。さて、ある方が「俳句は上手くなければならない。美しくなければならない。他者にわかるものでなければならない」とおっしゃいました。

      天帝も朝寝うらうら高天原