下駄かくし
下駄かくし チュウネンボ はしりの下の ねずみが ぞうりをくわえて チュッチュクチュ チュッチュクまんじゅは だれが食た だれも食わへん わしが食た
チュウネンボとは鼠のことです。また<はしり>」とは、台所にあった<流し>のことです。京都の家は<うなぎの寝床>と呼ばれ、間口が狭くて奥行きがありました。そのあちらこちらに自分の下駄を隠して、この歌をはやしながら、探し役の子がみんなの下駄を探し出すのがこの遊びです。さて、ある方が「俳句は上手くなければならない。美しくなければならない。他者にわかるものでなければならない」とおっしゃいました。