浄福寺
智恵光院（ちえこういん）通りの一筋西が浄福寺（じょうふくじ）通りです。北は寺之内（てらのうち）通りの上京区猪熊（いのくま）町から、南は竹屋町通りの上京区主税町までを指します。明治に入るまでは、京都所司代（しょしだい）の下屋敷があった関係で、この通りは下立売（しもだちゅうり）までとなっていました。その後、竹屋町通りまで延長されたようです。名称の由来については、この通りの一条上がるにある浄土宗浄福寺に基づきます。この寺は平安期には二十五大寺の一つに数えられていました。現在も四十八願寺の第七願札所に数えられています。この通りの出水（でみず）以北は、かっては西陣織機業がさかんであり、機織の音が賑やかであったったところです。
