魚の棚
数え歌の「せった（雪駄）ちゃらちゃら魚の棚」の魚の棚通りです。五条通の一筋南の通りです。六条通りともいいます。東は柳馬場（やなぎのばんば）から、西は堀川通までを指します。平安京の六条大路の一部に相当します。なお、魚棚通は上京区にも同名の通り、別称、楳木通（じんもくとおり）があります。名称の由来については、聚楽第（じゅらくだい）の付近にあった鮮魚市場によるともいわれます。近世中頃に、七条通りの一筋南にある下魚棚通りから、鮮魚商人が移動してきてこの名がついたともいわれます。現在の「京都中央市場」との関連については興味のあるところです。
