夷川
「数え歌」の三番目は、まる(丸)たけ(竹)えびす(夷)の「夷」です。竹屋町通りの一筋南が夷川通りです。東は左京区岡崎徳成町から、西は、堀川通りの中京区夷川町までの区間を指します。平安京の冷泉小路(れいぜいこうじ)に相当するといわれています。名称の由来は、小川(おがわ)の支流であった、夷川(えびすがわ)だそうです。また、かっては夷川通りの寺町と烏丸(からすま)間には、家具商や建具商(たてぐしょう)が軒をつらね、夷川は「家具の通り」として有名でした。このことは、平安京の昔より、上京が、皇族・貴族・文化人の屋敷が密集していたことにかかわります。