六角
「数え歌」の九番目は六角通りです。三条通りの一筋南にあたります。この通りは、東は、新京極（きょうごく）通りの中京区桜之町から、西は右京区西院（さんいん）春栄町までの区間を指します（途中、ＪＲ山陰線付近で中断）。平安京の六角小路（ろっかくこうじ）に相当します。名称の由来は、烏丸（からすま）六角東入るにある六角堂頂法寺（ちょうほうじ）に基づきます。この寺の「ヘソ石」の縁起にあるように、六角堂は、平安京時代の洛中の中心と考えられていたようです。鼻紙袋・守袋・頭巾（ずきん）・絹木綿屋・表具屋・染物屋・絵屋などが軒をならべていたそうです。
