木魚歳時記 第1230話

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天ヵ瀬

 宇治市の金井戸に天ヵ瀬はあります瀬田(滋賀県南郷)から流れ出た宇治川の治水のためダムが建設されて天ヵ瀬は有名となりました。天ヵ瀬の元とは、アマカシ(甘樫とされます。カシは、米を洗いゆするときのように川の激しいことを意味します。つまりアマガセのあたりは、激流が岩を研ぐように荒いことを意味したのです。このあたりに瀬織津姫神社という小さな祠(ほこら)を祀るのも、川の渡しの安全を願ってのことでありました。現在では、天ヵ瀬ダムの建設により、川の荒らしさも見られなくなりました。
JR奈良線宇治

     吃水のふわりふわりと新豆腐