木魚歳時記 第1078話

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地を養えば花は自らひらく  (石川 洋)

 「魚(いお)は水にあかず。魚にあらざれば、其(そ)の心知らず。鳥は林を願う。とりにあらざれば、其(その)心を知らず。閑居(かんきょ)の気味(きび)も又同じ。住まずして誰(たれ)かさとらむ。」(鴨長明
 京都でのにしん蕎麦(そば)の創業は、明治15年といわれています。江戸末期に京都南座の前にあった北座で、松野与衛門が芝居茶屋を開業したのがルーツでだそうです。それが明治元年に専業蕎麦屋に転業し、その二代目がみがきにしんと蕎麦を組み合わせたにしん蕎麦を考案したのが始まりだそうです。いまでも京都南座の東隣に松野にしん蕎麦のお店はあります。

     後の月太郎を呼べば次郎くる