木魚歳時記 第1044話

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小事のまごころが 万事を支える(石川 洋)

 お盆の頃になると、毎朝、6時になると寺を出かけて棚行(たなぎょう)、つまりお盆のご回向(えこう)に檀家さまを廻ります。いちばん暑いときですから大変です。40年あまり、その間には病気もしましたが、一度も休むことなく続けてこれました。ありがたいことだと感謝しています。今年から息子が大半を代行してくれます。ぼくは寺に居て大黒さんのお手伝いをします。
 「余は今まで禅宗のいはゆる悟りといふ事を誤解していた。悟りといふことは如何なる場合にも平気で死ぬる事かと思っていたのは間違ひで、悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きて居ることであった(正岡子規)。」

     ついてくる月はらひ退け影法師