木魚歳時記 第1043話

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中心はいつも 一念不動 天地をつらぬけ (石川 洋)

 「今の私は馬鹿で人に騙(だま)されるか
、あるいは疑い深くて人を容(い)れる事が出来ないか、この両方だけしかないような気がする。不安で、不透明で、不愉快に充(み)ちている。もしそれが生涯つづくとするならば、人間とはどんなに不幸なものだろう。」(夏目漱石
 ぼくはいままで、騙(だま)されたという記憶は残っていませんから、幸せな部類にはいる人間なのでしょう。しかし、疑い深くて人を容(い)れない気持ちはよくわかります。しかし、それが生涯つづくことはないでしょう。枯れかけて・・少しづつ競り合う気持ちが薄らいできましたから・・

     たましひの頭にのぼりたるかき氷