木魚歳時記 第2363話

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 (マーガ) ブッダ(釈尊)は答えた「自己を洲(よりどころ)として世間を歩み、無一物で、あらゆることに関して解脱している人々がいる。そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。バラモン(修行者)が功徳を求めて祀(まつ)りを行うのであれば。」(スッタニパータ)

[ボクの細道]好きな俳句(134) 福田甲子雄さん。「起きてすぐ眠き五月の草あかり」(甲子雄) 春から夏に移る頃のうとうとの心地よさは、俳句に「朝寝」の 季語があることでもうなずけます。それにしても「五月の草あかり」とはなんと美しい表現でしようか。龍太さんとおなじく自然を愛された作者だからこそ生まれた作品と思います。「明六つをおほよそかぞへ朝寝かな」(木魚)。嗚呼、うすっぺらな蛇足でした(汗)。 

          蛇穴といちいちふれてあるくのは