菩薩は布施を行ず
『六十華厳経』(ろくじゅうけごんきょう)にあることばです。仏(ほとけ)への道を求めて修行する菩薩(ぼさつ)は「布施行」(ふせぎょう)を目標とされます。
「布施」(ふせ)とは、自分にできることを、他の人々に限りなく惜しみなく恵み与えることです。それは金品だけとは限りません。道に落ちているゴミを拾うこと、、座席を譲ること、ニコニコやさしいことばをかけること・・いくらでもあるはずです。大切なことは、見返りを期待しないことです。見返りを期待する気持ちが少しでもあれば、それは真の「布施行」(ふせぎょう)とはなりません。つまり「布施行」(ふせぎょう)とは奉仕・ボランティアのことです。