木魚歳時記 第919話

f:id:mokugyo-sin:20131229071703j:plain

正しくものを見る

 釈迦(しゃか)は「正見」(しょうけん)、つまり、正しくものごとを見つめることにより悟りに達せられたといわれています。
 「わが身は汚れたもので執着(しゅちゃく)すべきでない。どのような感じを受けても、それはすべて苦のもとである。わが心は常にとどまることがなくたえずうつりかわる。すべてのものはみな原因と条件によって成り立っている」。この四つであります。仏教では、この四つをあわせて「諸行無常」(しょぎょうむじょう)と「諸法無我」(しょほうむが)の真理であらわします。

     山鳩のててぽぽててと年の暮