木魚歳時記 第3718話 

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 (二)鳥羽天皇がおん父堀川天皇からみ位をうけ継いだ時、おん祖父白川法皇は関白忠実に勅(ちょく)して、その女泰子(たいし)を柔内(じゅだい)(中宮や皇后に冊立するに先立ち内裏<だいりへ参入)させようとされたものである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)414

        春昼をぐるぐる回転木馬かな

 「ボクの細道]好きな俳句(1469) 矢島渚男さん。「沢蟹が廊下に居りぬ梅雨深し」(渚男) 山深い、しかも、谷川沿いにある小学校の廊下でありましょうか? 沢から蟹がひとつ這って来たのでしょう。あるいは子どもがつれてきたのでしょうか? 句意は違いますが「戦争が廊下の奥に立ってゐた」(渡邊白泉)の作品を思い出します。さて、リスは冬に備えてドングリを数百個も集めて地に埋めるそうです。ところが、埋めたところを半分ほど忘れてしまうそうです。しかし、そこに新しいドングリが芽をだす・・自然の循環は不思議に創られています。