木魚歳時記

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木魚歳時記 第3426話

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 都と九州との中間に位置したここ美作(みまさか)の山上の寺では、九州の求菩提寺のように派手に殊勝なこともしなかったが、また都の寺々の忌(いま)わしい騒ぎもなく、学侶たちは山禽の声に心耳を澄まし、山中清涼の気に飽(あ)いて、専らしずかな修学に日々を送って余念もなかった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)129

     いかのぼりいきなりまがるから怖い

 「ボクの細道]好きな俳句(1175) 茨木和生さん。「息づかひ静かな人と蛍の夜」(和生) 「白い手をにはかにつかむ蛍の夜」こんな俳句もありました。蛍の夜は何ごとが起こるかわかりません。これが「花火の夜」となるとまったくちがいます。ポカンと上を向いて歩きますから、突然、タンボのぬかるみにはまります。