伝え聞いてさえ到底落ちついて修学などできそうにもないと思われたが、豊前の求菩提寺の僧頼厳(らいがん)法師は都門の上人たちとは事かわって、銅板に『法華経』を刻して供養したとも風のたよりに聞え、仏法もいまだ全くは地に堕ちたわけではなかったらしい。
(佐藤春夫『極楽から来た』)128
昼寝する猫つかみたる某氏S
「ボクの細道]好きな俳句(1175) 茨木和生さん。「横顔は猛禽のもの青葉木菟」(和生) ミミズクの類は厳しい目つきをしています。彼らは、あまり動きませんが、首だけはくるりと回すことがあります。正面から眺めたツラ構えも猛禽ですが、その横顔も厳しい雰囲気をしています。けど、よく見ると可愛いい目をしています。