木魚歳時記 第2788話

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 (並ぶ応答―長編)ブッダは説く「『われは知る。われは見る。これはそのとおりである』という見解によって清浄になることができる、と或る人々は理解している。たといかれが見たとしても、それがそなたにとって、何の用があるだろう。かれらは、正しい道を踏み外して、他人によって、清浄になると説く。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(549) 伊丹三樹彦さん。「父も子も音痴や野面夕焼けて」(三樹彦) ♪夕焼け小焼けで日が暮れて、まるで「寅さん」映画のワン・カットを見るような映像が目に浮かびます。しかし、ここまでならありふれたシーンです。それを秀作に変えるのは、「父も子も音痴」のフレーズ。これで、子(男子)を思う父のせつなさ(父情)が挿入されます。ボクも思います。遺伝子はどこか不思議に伝わるものだ! 

        人間力ここにあつまる大花火