木魚歳時記第4576話

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 「さようでした。華厳専門の明恵(みょうえ)なども法然の華厳には推服したげに見えました。ところが、第三日の劈頭(へきとう)に、凡夫劣悪の法然には何れの宗も及び難く、修し難きが故に、阿弥陀仏の本眼力の儘(まま)に乗じて往生得脱を期するばかりと、念仏一行を讃嘆して、感恩の思いのままに、その教相行相をつぶさに説きだしたのですから、諸宗の学匠先徳の驚きは言語に絶し、この人はいかばかりの人かという驚異の表情がすべての人々の面持ちに打ち出されました。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1217

         秋トマトふたつ供えて大黒天 

 「ボクの細道]好きな俳句(2315) 伊丹三樹彦さん。「クリスマスケーキ買いたし 子は散りぢり」(三樹彦) この作者の「一字空(あき)」の作品が続きます。さて、どこの家も、環境はさまざまですから、「みんな違ってみんな良い」。と、しておきましょうか(笑)。ともかくがむしゃらに「二足のワラジ」を履き続けてきました(汗)。

青春の歌は
老いても
なお響き続ける
(ヘルマン・ヘッセ)