木魚歳時記第4820話 

 法然門下の安楽房、住蓮房はともに立派な武士の出で親類同士でもあり、また無二の親友で、後白河法皇崩御の後、御菩提のために八坂で念仏会を修したり、また同門の隆信の死に際しては師命によってこの朝臣の善知識となったり、常に協力して道のために尽くしていた。(佐藤春夫『極楽から来た』)1452

          驕慢を投げ飛ばしたる兜虫

 「兜虫」(かぶとむし)は夏季となります。ミツに集まるカナブンの群れを跳ね飛ばす兜虫(かぶとむし)の強さは知っています。さて、驕慢(きょうまん)とは? おごり高ぶることです。しかし、この「驕慢」(きょうまん)を投げ飛ばす? ブログ読者に作者の意図が伝わるか? まっ、問題点のあるところです。