木魚歳時記第4778話

(五)法然は権力と利害とで繋縛(けいばく)されている国民が極楽往生にかけては平等な資格を持ち、才不才、学無学、貧富、老幼、男女の差別の無い事を衆生に悟らせ、浄土門の信心の、これまでの八宗の教える信心と異なるものであるのをおぼろげにも感じ取らせ。念仏を信じていると解放感の光明が国土を覆い広がり行くかに思えた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1412

        訪れは雨たればかり萼あじさい

 訪れは雨つぶだけでも、紫陽花(あじさい)の萼(がく)が七変化(ななへんげ)するのを鑑賞するのは楽しみです。さて、最近、ぼくはある方から「あなた、もてないでしょう。」と、云われました(汗)。むむむ。事実ですから仕方ない・・悔しいですが黙っていました(笑)。