木魚歳時記第4749話

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 樹間のしじま、風のおとずれにまじるせせらぎ、華頂山上からの朝日のかげ、さては木立のない草原のの上を西にひらけた空のひろがり、その果ての落日のたたずまいなど、今は巷の物の音がかまびすしく、草原の可やその裾のせせらぎこそは変われ、上人在世の往時をしのぶよすがは無いでもない。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1385                       

                 夜濯ぎのしゃぼりしゃぼりと外科病棟

 「外科病棟」が苦心のしどころでした(笑)。入院中には、コロナ禍でいろんな体験をしました。夜中の洗濯もその一つです。しゃぼりしゃぼりの擬音語(オノマトペ)が効いていると読んで下されば本望です。オノマトペの多用は避けるとしても・・詩情・韻を生むには適した修飾語となります。オノマトペを勉強してみたい。