木魚歳時記第4735話

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 法然は身も心も玲瓏(れいろう)、玉のように穢土(えど)の一形(いちぎょう)を過して、父なき後は父とも師とも彼を頼んだ可憐な一女子の最後を安らかしめ、どうにかして浄土に送って彼岸での再会をこいねがう一所懸命の趣は、この手紙の字句にあふれてている。
 今も知恩院の吉水西の新房跡所の裏手に当り、丘陵の山腹であったろうと考えられる地点に、式子内新王のお墓と思うほかはないと余丈の立派な鎌倉期の五輪の石塔が、伝は失われながら完全に守り残されていると聞く。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1372

           耕せば虫が一匹死にました

  最近のテレビを見て思いました。もちろん、軍事力の行使は許されません。しかし「思いどうりにならないこと」に始まる「苦」(欲望 → 不満の蓄積 → 「苦」)の構図は、仏教の「四苦・八苦」(しくはっく)に説くところであります。さて、アップしたぼくの俳句はいまだ未完成です。しかし、かねてよりトライしてみたいと考えていました。ご笑覧ください(汗)。